ブログ

あたしに文字が書けるかぎり

2009-07

S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

Archive

Link

Author

メスシリンダー花子
メスシリンダー花子




ある女の感情の吐き出し場。

メスシリンダーのメモリで

人生を測るようにして

生きる女。


だから

メスシリンダー・花子




■参加中ランキング


にほんブログ村 ポータルブログへ

小説・詩 ランキング

RSS - ADMIN

--.--.-- --

Ads by Google [スポンサー広告]
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009.06.02 Tue

やみくもに抗って否定し続けても
私という存在は、あやふやなままそこに存在していた。

しっかり、この手を握り締めていないと
私は本当に「あやふや」に消滅してしまいそうだと思った。


さよなら間際の帰り道
隣には誰も居ない
惰性で愛した人が居た
でも結婚する勇気が無かった
私という人生を
誰にも引き渡したくなど無かった。

二人で居るとき大きく見えた世界が
二人で無くなったとたん、さらに大きく見えた
いくぶんか、自由になったのに
時間が流れ、いくぶんか、世界が狭くなった事に気付く

何かを想い
ここまできたけれど
大切なものは何一つ失わなかった
気付けば私の望むものだけが
私の手の中に会った
せわしない、日常だけが
ころがりおちる不安定なしずくのように
いつか地面に落ちてくずれてしまうその形を
いまは綺麗に
なでて大切にしまっているだけ。

愛も
平和も
手に入れては握りつぶし
大切にしては放り投げて
どのように扱っても壊れない
普遍的なものを求めていたけれど
そんなものは望んでいない事を知った
刹那的な、
または一時的な
不安定で壊れやすい、すりぬけては通り抜ける
そんなものを愛してきたのだ

私を愛してくれる確証や保証などないくせに

ただ私が愛し続けただけ

2008.12.14 Sun

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::DARK






やさしい、
甘い甘い彼の次に付き合った人は
無口で格好いい人だった
人生なんてないものねだりだな、私はため息をつく

何でバッサリ髪を切ったの
と聞かれて
町中のショットバーで
彼と別れたことを話した。
わかりやすい女だね
意外に単純なんだ。
それとも失恋の話を引き出すために、
髪切っちゃったの?だとしたら笑っていい?
そういわれて、腹が立つ前に笑えてしまった
普通失恋した女が目の前にいたら
慰めるのが一般的でしょ
ホントこの人、
人格が破綻してるなって思った
でも面白い、
こういう人はどんな顔して女を抱くんだろうって
こういう人を従えたら
おもしろいんだろうな、 

きっかけは、
すこしだけの、興味。

彼と話す内に
彼は人生を諦めているのが解った
あんなに仕事ができるのに
お金があって裕福なこのひとが
なぜそんな風に思うのか
私の興味を駆り立てるのにこれ以上の理由なんて無かった
「生きるのも、死ぬのも面倒だ」
そんなふうに話すあなたが
憎らしいと同時に、かわいらしかった

その日、
もう店を出ないと終電乗り遅れるよ
と言ったのに
もう少しだけ、と酒を注文した君を見て
今日、君との距離が縮まるのを予感した
今日は何するのと聞かれたので
帰って、寝るだけだよ
と返したら
じゃあ俺も、そうさせて
まっすぐに目を見られて私は次の言葉に困ってしまう
「視線はずしていい?」と聞くまでに30秒くらかかったきがする

私のアパートのドアを閉めた時
ふいに後ろに温かい感触を覚え
そりゃ、一人暮らしの女の家に来るんだから
そうゆうことだろうと思った
そういえば私はまだこの人と付き合っても居ないのか
呆然と考えながら振り返り
強引に顔をおしつけられた
ドアに頭をぶつけてしまったけど
痛いとかより、この身体を覆う温かさが
とてもだるく感じてしまって、
もう少し彼によっかかっていれば
このだるさを解消できるのかな
今はもう仕事のことも何もかも
ただ何も考えずに、この最低で強引な格好いい人に
抱かれていたいと思った。


朝目が覚めて、彼の顔がそこにあって
私は記憶を取り戻すのに
すこし時間が掛かった
私は起きあがってそこら辺に散らばっていた上着を適当に着て
煙草に火を付けた
カーテンを開けると陽の光が眩しくて
まだ朝の7時なのに
せわしく子どもたちがアパートの前の道を走っていく
隣の住人はもう起きているようで、
洗濯機のゴッ、ゴッ、ゴッという音が聞こえてくる
テレビを付けると、ズームインのアナウンサーが今日も元気に朝のニュースをお知らせしていた
音量を小さくして、私はベランダに出た
そういえば、昨日干しっぱなしにしていた洗濯物を
しまい忘れていたみたいで
少ししめって、そこになびいていた
私は煙草を一本、吸い終わると
洗濯物を抱えて部屋に戻った

この町の朝は
今日もみなが元気で
朝なのに、笑い声がどこからか聞こえる
私の住むアパートの住人達は
なぜか優しい人達が多くて
向かいのおばちゃんまで、私のことを気に掛けてくれるようだ
あたたかな時間が流れていくのがわかる
私は昨日、
全てを諦めた男と寝ていたことが
まるで異次元の出来事のように感じてしまった
闇の中に落ちていくように
彼の汗を肌に感じながら、もう全て終わってしまえばいいのにと
彼の背中に爪を立てやった。

ポットでお湯を沸かしながら
適当に野菜炒めを作っていると
闇が起きて私の横に立っていた
「男物のTシャツと下着、一番下の棚に入ってるから使っ」
私が全てを言い終える前に
「煙草くせ」
私の髪に顔を埋めてつぶやいた
あんただって、吸うでしょ、って思ったけど
特に何も言わなかった。
朝立ちしてんの、もういっかいやろう
そういうことなんだろ
自分勝手でこの町には不似合いな男だと思った
作りかけの野菜炒めの火を消すと
野菜はみるみるうちに萎んでいった
せっかく水気が飛んだと
思ったのにな、そう思いながら
もう一度落ちていく感覚を味わっていた


私の部屋には、
未だに元彼の写真が飾ってあって
学生時代の友達と映した写真などが
写真立てに並べられている
彼とご飯を食べながら
彼はそれらを横目で見ながら興味なさそうに私の吸う煙草の煙を目で追い掛けていた
「イメージと違ったかな」
何のイメージ、と問うと
「意外に所帯臭かったかな。
 なんか、うまく言えないけどお前が、っていうよりは、この町がなのかもしれない」
「なじめない?」
「そうでもない」
「向かいのおばちゃんはさ
 一人暮らしなんだけど、私の食生活を心配してくれる訳よ
 会うたびに、痩せてしまって、まぁまぁ・・ちゃんと食べるのよ、とかって
 私はこの通り、普通に朝ご飯毎日作って食べてるのにさ
 はじめは、本当ウゼェ、とか思ってたし
 仕事でイライラしてるときは話しかけてくんなとか、これは今でも思う訳よ」
「なじめないだろ」
「そうでもなかった」
私は少し笑うと席を立ってPCの電源を付けた
「正確に言えば、なじめるときと
 なじめないときがある。でもそういうもんでしょ
 あんたもそうなんでしょ」

私は毎日毎日
優しい気持ちでいられない、とても不安定な人間なのだと思う
彼もそうだと思う
とても残酷な気持ちに駆り立てられるときがあるし
優しい気持ちになれるときもある

しばらくして彼が帰ると言ったので
私は車の助手席に彼を乗せた
彼の家をナビに入力するために住所を聞いて、私は少し驚いた
「なにこれ家相当近いじゃん、一駅ってなにこれ」
私は彼の顔を凝視した
彼は少しだけ肩をすくめて
「そういうことだよ」
と言い放った
大笑いする私に、彼は
「うるせーよ、笑うな
 お前だって昨日冷静こいてたけど興味本位丸出しだったぞ
 部屋にはまだ元彼の写真とか飾ってるし
 お前の方が何考えてるかわかんねーよ、わけわかんねー」
「あんたにわけわかんねーとか言われたら
 もうどうしようもないね、私どうしようか、本当うけるよ一生分笑った」
あーおかしい・・
笑いすぎて涙出てきたわ、おもしろいひと、
私は続けていった
「イメージ違ったわ」
「ああ?」
「仕事が出来て鬼畜でお金持ってて格好いい30歳、
 ってイメージだったんだけどね、もうぶっ壊れ過ぎでしょ」

なんだ普通の可愛い人じゃない
ただ、色んな面を持ち合わせている、感受性の豊かな人だったのね

彼はマフラーに口元をすくめて
「つか、つきあう?」
と小さく言った
照れているのが伝わってきて、私は意地悪したくなった
「考えとくわ、
 じゃー家までとばそーか、ここ最高速度何キロまでだっけ」
「おま・・」
ますます面白くなってきて
私はずっと笑いながら前方不注意な運転を続けていた。



彼は今も、たまにウチに来ては
ご飯を食べたりセックスをしたりして私と過ごしている
私の部屋には、まだ元彼の写真が飾ってあるし、
私の左薬指には
元彼から貰った指輪がずっとはめられている

彼は、最中の時に、好きだ、と言ってくれるようになった
でも私たちは付き合っても居ない
「何だろう、元彼が好きとかそういうのはもう無くて
 君のことも好きとかそういうの無いんだよね
 君は興味がそそられるから、何だか一緒にいたい衝動にかられるんだけど
 一生一緒にいたいかっていわれると、
 それはそれで、めんどくさいかなって」
私がそんな風に言うと
「だまれ」と口を塞がれる

ずっと待ってくれるのなら
このままでいてもいいかな
私の精神面が大人になるまで待ってくれるのなら
君とそれまで生きても良いかな
人格破綻はどっちだった?
この町にはやくなじんだのは、私より君の方じゃなかった?



先日上司から転勤命令が出た

ここにいるのもあと少し

もとももとそういう業務だったけどさ
君には言わない
君には言えない

ああ私ってほんとに悲しい人間なんだな
私は何なんだろうな
私は車をとばして町に繰り出した

彼の家の前について電気がついてない彼の部屋を見上げた
まだ仕事なのかな
私なにしてんだろ、つまんねー女
煙草に火を付けて空を見上げると
ほしがひとつもなかった
明日雨なのか、車で来て
よかった

私の隣には、仕事から帰ってきた闇が立っていた
闇は、闇の顔をしていた、冷たい目に、私は身震いして気持ちよく思った
人間には、多面性というものがある
私は、闇の顔をしてにやつき、煙草を捨てた

アパート前の街頭の下
私はやみのせなかに手を伸ばした
つよく、黒いコートがふたつ、重なり合って
このままこの黒がひとつになって
離れなければいい
闇同士の体温が重なっていつかは、温かなモノにかわってしまわないだろうか



 end..

2008.12.14 Sun

手が震えてしまうのは
私がやるべき事から逃げているからだ
やらなきゃいけないことは
山ずみで私の前に転がっていて
私は日々それを消化していくだけ
仕事をして生きていくというのはそういうことです

止まってないで前に進まなければ
私はまた辛くなるから
私は、私がつらくならないために
ただこの足を前に進めるだけ



そんなときはあなたを思い出す
明日はもっと
良い日になるよと言ってくれた
あなたを思い出す

お前は、悩むのが趣味みたいだ
笑ってくれた笑顔が
私にはとてもあたたかかった

あなたを失ってまで手に入れようと決めた私の未来に
私は何を期待していたのだろう?

あなたを突き放してまで
欲しかったモノってなんだろう
こんなに追いつめられる明日が
今日が
それが私が望んだものの結果であるのならば

笑って前に進むしかない

2008.09.09 Tue

帰りの電車に揺られながら
眠たい眼を少しこすって
誰かを思った
何年も前の
グラウンドに立つ自分を思った
広すぎる空の下に立ちつくし
陸上競技のタイムを計った
ふと遠い場所を思っていた
どこか遠くで遠い自分が
今の私を見ているような気がして
笑って、肩に掛けたタオルで顔を拭った。

右肩にかけた鞄の中の資料が
ずしりと重くて
私の責任や
私の重荷などの
いま
私を不自由にさせる統べたのもノが
この中に詰まっていて
デモそれらを捨てることが出来ない事を
悲しみながら笑おうと思った。
思い鞄をぎゅっと握って
電車から足を降ろした。


星一つ無い空に
まばゆいばかりの自分の未来があると信じた
それら全てを抱きしめて
抱えて生きていくのだと思っていた

人々は家路に帰る
足早に
冬の訪れがくるのを待つ

まばゆいほどの未来じゃない
そこにある物をこなすことに一生懸命な自分でしかない
明日という道を
閉ざさないように
今日も家路につく
一歩一歩確実に
歩いていくしかないのだ

そうやって生きている
わたしは
こんなところまできてしまっていた

私は私の道を行くために
数々の物を手放してきた
本当に大切なモノは
私の想い一つであると思い
今の選択が何一つ誤りでないことを
私は自分に言い聞かせながら

家に着く。


この胸の中にある
むなしさも
かなしさも
責任も
重圧も
情けなさも
愛しさでさえ
すべて
すべてを
抱えて生く

私は私の愛した道を
私と歩く事を決める




グラウンドに立ちつくす私へ
今の私は
あなたが思い描いたような私ではないけれど
後悔ばかりしている人間になってしまったけれど
なにひとつ
かなしむことはないのだと
ひとつひとつ
皮をむくようにして
はだかになっていったわたし
わたしのほんとうにのぞむこと

わたしのほんとうにしたいこと

それは私が私に正直になると言うこと


世間様に笑われようとも

私は私の右肩に下げた荷物を
今日も持ち帰り
ひとつひとつこなして会社に行く

りっぱな

会社の歯車になっているよ

2008.07.28 Mon

会いたい

いま

あなたに
会いたい。


離れて初めて感じる気持ちがある

離れて初めて
私がどれだけ彼を愛していたのかを
自覚する





この世に存在するものは
すべてフェイクで

自分自身すら似せて作ったフェイクで
人の思いすら、理由を固めたフェイク

なのに私たちはそれらの嘘にすがりついて
愛してやまない嘘を信じている

こんなフェイクに
私は身を寄せて
愛を抱いて生きている

そうやて生きる


離れては抱きしめ

抱きしめては突き放して

また会いたいと叫ぶ


男なんて

若い女にとっては
誰でもかんでもとっかえのきく
ただの代用品でしかないのに

それでもあなたがいいと
最後にはすがりつくあなたがいいと


そうなんだ

私は町に繰り出して

男に愛しているといわれるたびに
この胸が高揚しうれしくなる
でも

あなたを心底抱きしめたいと
同時に思う

離れていても
私が背を向けても

私はあなたに守られている
ということ



嗚呼


いま

いますぐに

あなたに会いたい




Skin:Babyish-FC2ブログ